投稿日 : 2023年2月4日
徳間書店のキャラ文庫というBLに特化したレーベルの小説が原作のドラマ。全6話のシーズン1放送後、シーズン2と劇場版2つがリリース予定とのこと。
美しい顔とカリスマ性をあわせ持つ高校の同級生、清居奏(八木勇征)に心酔する内気な主人公、平良一成(萩原利久)の恋愛模様。「キモっ」と突き放すドSのカリスマと、嬉々としてパシリをするドMの『需要と供給』、とのみ片付けてしまえない要素がある。
写真を趣味とする平良の目に、美しい清居は絶対的な存在としてうつる。 そして自分はキングの前には取るに足らない存在だと決めつけている。
片や清居は自分の美しさだけを崇拝する平良を想う事に片想いの様な虚しさを感じる。耽美主義者の見つめるものはその瞬間の絵であり生身の人間ではないような。『ある意味、平良こそ自分勝手な王様だ、しかもそれに気付いていない。』
耽美主義者とは世界に美と自分だけが存在する、愛情の矛先を拗らせてる人ということかぁ〜。そしてこのドラマはそんな平良くんがちゃんと人と向き合うようにリハビリする物語なんだなぁ〜と。