投稿日:2023年5月14日
このドラマがやめられなくなってみ続けた結果、み終わってしまって(当たり前)、さみしい。
同期5人組の医師達それぞれの仕事と恋愛が描かれているドラマだが、もう一つ、サービスとしての医療のあるべき姿も示している。
この5人の医師はそろって、患者にわかりやすい平易な言葉を使って疾患と治療法の説明を行い、患者や家族の同意を求める。 必要に応じて患者の決定を待つこともある。 現実には、医療知識のない相手に理解を求めるのは簡単ではないだろうが、自分が患者ならこんな先生に診てほしい。
数か月前の私とお医者のやり取り:
先生「もう少し強い薬もありますが、どうしますか。 強すぎて合わない人もいるので最初は処方しませんでしたが。」
私「強い、というと?」
先生「…今の薬より強いです。」
私「合わないとどのような状況が考えられるんでしょうか。」
先生「…まぁ、強い、とい事です。」
と、副作用が出た様な事実を認めたくなかったのか、上記のやり取りを3回くらい繰り返した後、先生が「では今まで通りの薬を出します。」と会話を打ち切った。 私の額に電光掲示板があったら、『インフォームドコンセントわい!』と光ったこと間違いない。
もう一つ、このドラマの魅力は、あらゆる人物が性善説で描かれていることだ。 問題行動を起こす患者も、それに至る辛い経験があることが説明される。 極悪みたいな顔した理事長(ジョンス:キム・ガプス)もただの善人で、ロサ(主要人物ソクヒョンンの母:キム・ヘスク)の前では子供っぽい幼馴染になる。
高齢になってお互い独身になったジョンスとロサの掛け合いが非常に可愛い:
ジョンス(ロサの麦わら帽子を見て)「かかしか?」
ロサ 「ダサい?」
ジョンス「可愛いとでも?」
ロサ 「ただの日除けよ」
ジョンス「じゃあいい」
ロサ 「やめる?」
ジョンス「ダサい」
ロサ 「何よ日除けなのに可愛い必要ある?」
ジョンス「いや日除けだろ?」
ロサ 「じゃあかぶる…かかしみたいね、ダサい?」
ジョンス「いや可愛いよ」
ロサ (嬉しい)
ジョンス「かかしの中では一番だ」
ロサ 「ちょっと!」
仲良きことは美しき哉