情緒スイッチ鷲掴み「クラスメートの女子、全員好きでした」1~4話

投稿日:2024年8月3日

今クール一押し(ぶっちぎり)ドラマ。

かねてから、人には情緒スイッチが存在するという説が(私の中で)ある。本、映画、どんなコンテンツであれ、その人にとってのキラースイッチが押されると否応なしに引き込まれてしまうキラーポイントやワードである。それが人によっては「動物」だったり、「病気」だったり、「片思い」だったり「おばあちゃん」だったりする。私にとってのそれは「子供」である。どうりでハリーポッター10回以上読んで毎回号泣するはずだ(え、異常でしたか、誰に話しても『一体どこで泣くん??』と言われる)。ちなみにどうして子供ものにこんなに弱いのかは不明、子供育てましたが普通に元気ですし。

とにかく、このドラマは中学生時代の子供らしい、でも気持ちは本人的には全然子供じゃない、という日々のエピソードが実にいきいきと描写されている。原作が素晴らしいのかも、読みます。
自分の半径2M位の現実で生きてきた子供が、年齢と共にその「現実」の範囲が広がっていき、友達や周囲に新しいことを次々と発見したり体験したりする、その真っ直ぐな目と驚き。爆笑するけど感動する。

私の中学時代の同級生も「はなく〇鬼」とかしてたなぁ、休み時間。ばかですね~そのばかっぽさが愛おしいではないか。そういう私も高校時代まで「プロレスごっこ」してたけどさ。(黒板の端っこに誰かが『今日〇時限後にプロレスごっこをしますので〇〇に集合』って書くと猛者が集まる。見て見ぬふりでそれを消さなかった先生も情け深い。)

公開2024年
原作爪切男「クラスメイトの女子、全員好きでした」
監督綾部 真弥、田口 桂、松丸 博孝
脚本森 ハヤシ、鈴木 裕那、武田 雄樹勇