投稿日：2023年3月4日
３話へ来て、平良一成（萩原利久）の清居奏（八木勇征）への愛情が、推し活なのか恋愛なのか問題である。
これは、推し活なのであろう。
平良は耽美主義が高じて、芸能活動に邁進する『美し王』清居の一ファンとなり、嬉々として推し活にいそしむようになる。 その姿は今現在自分と同居して恋愛関係を築く清居は夢か霞とでも思っているような。
この平良の様子は、推し活民の間に一石を投じる：もし、あなたの推しがあなたのことを好きになったら一体どうなる？
答えは2種類の民に分かれるであろう、つまり、
Ａ：現実を真っ直ぐに受け止め普通の恋愛に進む
Ｂ：どちらかというとスクリーンの向こうの手の届かない推しの方がアガる
Ｂへ進む理由としては、リアルな人間関係は難しすぎる、とか、推しと現実世界で付合うなんて夢すぎて心臓がもたない、とか。 当然のことながら推しの求愛を拒む勇気もないわけだが、Ｂ型の民にとっては普通の恋人としてふるまうことはヒマラヤ登山並みに困難な道だろう。
あ～想像するだけで楽しい問題なのである。