投稿日 : 2023年1月26日
和田家の男たちの大石静脚本。
北村匠海が、和田家の男たちにも負けず劣らず女性に積極的な10歳下男子(柊一星)を演じる。 このキャラクター、フォーウエディングの主人公の弟を想起させる。まっすぐな自己肯定感と手話で言いたい放題まくしたてるところ。 当たり前だけど、手話だろうが何だろうが健康的な毒舌は面白いよねっ、と嬉しくなる。
雪宮鈴(吉高由里子)は親に捨てられた新生児を、ろうあ者である一星を、可哀想だと言わない。可哀想は部外者が自分や他社の境遇と比べて恵まれていない、同情すべき存在と判断する言葉だからだ。その人の幸せはその人が決めたら良い。出会いから鈴に惹かれた一星だが、この事は決定的な印象を与える。
北村匠海はにじいろカルテで密かに想いを寄せる男子も可愛いかったけど、密かじゃない想いを寄せる男子もアリである。