闇の国宝級イケメン「魔物」1~2話

【ネタバレ注意】

投稿日:2025年4月26日

私たちの一条天皇がついに闇落ち、めちゃくちゃ魅力的。

パートナーからのDVに苦しむ女性たちを救済すべく、弁護士の華陣あやめ(麻生久美子)はDVに際しては先ず逃げる必要性を説く。まるでそれが難しいことではないと思っているように。
あやめはしかしDVの香りがする源凍也(塩野瑛久)に出会い、底知れぬ魅力に抗うことができずに不倫関係に踏み込んでしまう。

まだ序盤、これからです、国宝級イケメンシオノはどんどんブラックホールのような魅力と危険を開放するでしょう。あやめ(麻生)はそこで初めて、逃げる事がどれだけ難しいかを思い知らされるのだっ!(多分)

2話では思わず唸った名シーンがあった。あやめが凍也を追いかけて探すシーン。走り回るあやめをガラス一枚隔てた屋内から凍也が見つめる。ミラーガラスになっていてあやめからは凍也が見えない。高みから獲物を狙う鷹のごとく、自分の攻撃範囲に迷い込むあやめを見つめている。それが愛かどうか凍也には区別がついていないのではないか。このシーン考えた人表彰。

ただ、シオノ(凍也)脱ぐと仮面ライダーの変身後のような筋肉カチカチのやつ付いてて、完璧過ぎて人じゃないみたいになってるぞ。(って思って調べたらやってる、戦隊もの、仮面ライダーもちゃんとやってる)
恋愛ドラマや映画ではもう少し手加減してもらった方が好みです。

あと、副題が面白すぎる件ですが…「愛欲のキムチチゲ」って!とんちき?悪趣味?ツッコミ待ち?
来週はどうやら「偽りのサムギョプサル」らしいので、日韓制作を強調して韓国料理縛りで突っ走るのでしょうか。

もの凄く面白いドラマだけど、一点だけ残念なのは、私たちの大切な大切な国宝級イケメンシオノは、たとえ激しい恋に落ちても公共の場でいちゃついたりはしない。顔見てください、素晴らしい草食顔、牡鹿のような清々しさ。ガッツかないのよ、うちのシオノは。

公開2025年
原作シン・ウニョン
脚本関えり香
監督チン・ヒョク、瀧 悠輔、二宮 崇